7月7日に腫瘍科のWEBセミナーを聴講しました。

こんにちは、院長の岡本です。

皆様により良い医療が提供できるよう、休日や診療後になるべく多くの勉強会に出るよう

心掛け日々精進しています。

私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。

 

5月19日と6月23日に続き、日本臨床獣医学フォーラム主催の林宝先生による

腫瘍学のWEBセミナーを聴講しました。

 

今回は「臨床家のための抗がん治療の話〜基礎からアップデートまで〜」という演題でした。

 

私たち獣医師が日頃の診療で腫瘍疾患に遭遇することはまれではありません。

時に抗がん剤を使用することもあります。

 

抗がん剤は効果も高い分、副作用を生じることも多々あります。

副作用を知ることで、予防や対処ができるので、

使用するからには我々獣医師は必ず知っていないといけない内容です。

 

また、最近は分子標的薬という抗がん剤の登場し、

以前の抗がん剤よりも効果が高く、副作用が少ないので汎用される機会が増えました。

 

当院でも、トセラニブやイマチニブといった分子標的薬を処方しています。

この分子標的薬を発売当初から、世界中の獣医の腫瘍専門医が色々な腫瘍に使用していました。

 

その結果、最近になってこの分子標的薬が効きやすい腫瘍と、

効かない腫瘍がわかってきました。

今まであきらめなければならなかったある種の腫瘍の患者も延命できたり、

生活の質の向上するかもしれません。

 

また、発売当初言われていなかった副作用も出ることもわかってきており、

やはり知識のアップデートは必要だと思いました。

 

費用や副作用のことも考えると、抗がん剤は安易には処方できません。

私たち獣医師は抗がん剤を使用するからには、責任をもって対応すべきだと改めて思いました。

 

 

2020.07.10 Friday| 08:51comments(0)| by ☆ミケミ☆

7月5日に静岡県獣医師会による臨床部会第1回講習会のWEBセミナーを聴講しました。

こんにちは、院長の岡本です。

皆様により良い医療が提供できるよう、

休日や診療後になるべく多くの勉強会に出るよう

心掛け日々精進しています。

 

私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。

今回は静岡県獣医師会主催による大阪府立大学の秋吉先生のセミナーに参加しました。

胆嚢疾患(主に胆嚢粘液嚢腫)の内容でした。

 

胆嚢疾患は非常に多く、当院でも手術をすることがあります。

胆嚢は肝臓にくっついている臓器で、消化を助ける胆汁を貯蔵している臓器です。

 

無くても良い臓器なのに、胆石や胆嚢粘液瘤嚢腫が悪化すると

本当に具合が悪くなり、死に至るケースもあります。

胆嚢はなかなか症状を出さない臓器で、破裂したり胆汁閉塞が起こったりすると、

いきなり重篤化して発症します。

 

診断には超音波検査が有用なので定期検診などでチェックしていくといいですね。

 

胆嚢粘液嚢腫の超音波所見

2020.07.08 Wednesday| 15:10comments(0)| by ☆ミケミ☆

6月23日に日本臨床獣医学フォーラム主催の腫瘍学シリーズの 「臨床獣医師に必要な『腫瘍随伴症候群』を整理するお話」のWEBセミナーを聴講しました。

こんにちは、院長の岡本です。
皆様により良い医療が提供できるよう、休日や診療後になるべく多くの

勉強会に出るよう心掛け日々精進しています。

私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。

 

人間と同様、ペットも高齢化に伴い、腫瘍が非常に多くみられます。

今回は腫瘍学のエキスパートである林宝先生の腫瘍随伴症候群について聴講しました。

腫瘍随伴症候群とは、腫瘍がある場所とは別の部位(臓器)で違う症状を出すことです。
例えば肝臓の腫瘍が皮膚病を引き起こしたり、肺の腫瘍が骨の病気を作ったり、

胸の腫瘍が神経の異常をきたすことがあります。

 

腫瘍随伴症候群を知ると、病気の早期発見、早期治療が可能になることがあります。
ヒトでも動物でも腫瘍随伴症候群は病因となる悪性腫瘍の確定診断に先立って見られることがあるので、

腫瘍随伴症候群を知る(=勉強する) ことは患者の寿命に関係します。
これは、獣医師が単に知っているか知っていないかの差でしかありません。

 

今回の講義では、ほとんどは知っているものでしたが、初めて聞く内容もあったので勉強になりました。
結節性皮膚線維症は講師の林宝先生も未だ見たことがないと言っていたので、

私では一生お目にかかれないかもしれませんが、

今回の講義から疑いのある症状を見たら腫瘍を探しに行くでしょう。

 

腫瘍随伴症候群を知らなければ、診断に時間がかかったり、

無駄な検査をしてしまったり、さらに腫瘍ですので、

診断がつく前に命を落としてしまうかもしれませんので、我々獣医師には絶対に必要な知識です。

2020.06.26 Friday| 09:47comments(0)| by ☆ミケミ☆

6月13日に石田卓夫先生の臨床病理学の勉強会に参加してきました。

こんにちは、院長の岡本です。

皆様により良い医療が提供できるよう、

休日や診療後になるべく多くの勉強会に出るよう心掛け日々精進しています。

私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。

 

今回は渡辺動物病院にて行われている臨床病理学です。

新型コロナの影響でしばらく休みでしたので、久しぶりの勉強会でした。

 

細胞の形態を診ることによって診断の道筋を立てていく細胞診の勉強と

診療や治療に苦慮する症例のデータをもとに検討していく症例検討会を行っています。

細胞診とはしこり(腫瘤)に針を刺して細胞の形態を診る検査です。

それによって治療方針を決めていきます。

 

細胞診では春の健診で脾臓に腫瘍が見つかった当院の2例について診ていただきました。

経過観察でよいのか、手術をした方が良いか判断するために細胞診は非常に重要な検査です。

 

自分の評価と石田先生との評価に違いがないかどうか、

また、診断がつかなかったり、難治症例だったりした症例には、

経験と知識が豊富な石田先生から直接いただけるので、患者様にとっても有意義な勉強会です。

 

当院の症例でも、他院の症例でも一緒に多数の獣医師が意見を出していただけるので

正確な診断と治療ができるようになります。

 

細胞診の様子。

顕微鏡の映像をモニターに映しています。

細胞の形態を診ることによって診断を予想します。

2020.06.22 Monday| 15:23comments(0)| by ☆ミケミ☆

5月19日に日本臨床獣医学フォーラム主催の腫瘍学エマージェンシーのWEBセミナーを聴講しました。

こんにちは、院長の岡本です。

皆様により良い医療が提供できるよう、休日や診療後になるべく多くの勉強会に出るよう

心掛け日々精進しています。

私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。

 

今回は腫瘍学のエキスパートである林宝先生の

「オンコロジックエマージェンシー 〜いざという時に慌てないためのお話〜」

という題目でweb講義を受けました。

腫瘍が原因で腫瘍の呼吸がうまくできない、おしっこが出ない、あるいは心臓が圧迫されて

循環不全に陥っている場合に命に直結するので救急対応が必要になることがあります。

その時に必要な処置(主に外科対応)について学びました。

 

手術そのもので病気が完治できるものではないのですが、現状の苦しみを

緩和したり、健康でいられる時間を長くしてあげたりすることが目的になります。

 

ほとんどの症例は腫瘍でなくなってしまうのですが、

オーナーに選択肢を提示してあげることと、手技による合併症や余命を説明して

あげられることができるので講義を聴くことは重要だと感じました。

 

今回の講義で特に参考になったのは胸部外科におけるRib pivot法です。

Rib pivot法は術野を大きくとることができるのが特徴で、

胸腔内の大きな腫瘍や、癒着の多い肺腫瘤などには大変便利な手技だと思いました。

すぐに実践できる手技なので当院でも活用できます。

 

また、心臓に腫瘍ができると、心臓を包んでいる膜に水がたまり心臓を圧迫し

循環不全を起こす心タンポナーデが起こることがあります。

この心タンポナーデを起こす腫瘍には、主に血管肉腫と心基底部腫瘍があります。

この2つの腫瘍は鑑別が非常に重要でその後の処置や投薬(抗がん剤)が全く違うので要注意とのことでした。

 

 

 

2020.05.22 Friday| 14:02comments(0)| by ☆ミケミ☆

3月14日に石田卓夫先生の臨床病理学の勉強会に参加してきました。

 

こんにちは、院長の岡本です。

皆様により良い医療が提供できるよう、休日や診療後になるべく

多くの勉強会に出るよう心掛け日々精進しています。

私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。

 

今回は渡辺動物病院にて毎月1回行われているよる臨床病理学です。

 

細胞の形態を診ることによって

診断の道筋を立てていく細胞診の勉強と、診療や治療に苦慮する症例の

データをもとに検討していく症例検討会を行っています。

 

主な内容としては、細胞診とはしこり(腫瘤)に針を刺して細胞の形態を診る検査です。

それによって治療方針を決めていきます。

 

細胞診では当院の3症例診ていただくことができました。

どの症例もすでに治療が開始されて良好に過ごせていますが、私の細胞診での

評価法に対しコツや見落としがないか再度確認が取れるので非常に勉強になります。

 

今後の治療方針も経験と知識が豊富な石田先生から

直接いただけるので患者様にとってもとても有意義な勉強会です。

 

細胞診の様子(消化器型リンパ種)

 

細胞診の様子(肉腫)

 

細胞診の様子(鼻腔内リンパ腫)

 

顕微鏡の映像をモニターに映しています。

 

細胞の形態を診ることによって診断を予想します。

勉強会では非常にリンパ腫が多く認められました。

 

リンパ腫の80%は多中心型(全身のリンパ節が腫れるタイプ)といわれていましたが、

最近では消化器や鼻腔内、腎臓などといった臓器のその他のリンパ腫がとても多いです。

 

2020.03.25 Wednesday| 14:08comments(0)| by ☆ミケミ☆

2月8日に石田卓夫先生の臨床病理学の勉強会に行ってきました。

こんにちは、院長の岡本です。

皆様により良い医療が提供できるよう、休日や診療後になるべく

多くの勉強会に出るよう心掛け日々精進しています。

私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。

 

今回は渡辺動物病院にて、毎月1回行われている臨床病理学についてです。

 

細胞の形態を診ることによって、診断の道筋を立てていく細胞診の勉強と、

診療や治療に苦慮する症例のデータをもとに検討していく症例検討会を行っています。

 

主な内容としては、細胞診とはしこり(腫瘤)に針を刺して細胞の形態を診る検査についてです。

それによって治療方針を決めていきます。

 

細胞診では私が悩み、判断するには難しかった症例について、石田先生も判断は

難しいとのコメントを頂けたことや同意見であったことが良かったです。

 

地道に毎月やっていることで力がついているのだと実感しました。

普段聞きにくい質問や治療に対するアドバイスも石田先生が

丁寧に親切に教えてくださるので非常に勉強になります。

 

 

細胞診の様子。

 

顕微鏡の映像をモニターに映しています。

細胞の形態を診ることによって診断を予想し、治療方針のアドバイスを頂きます。

写真は脂肪肉腫とリンパ腫のものです。

2020.02.22 Saturday| 19:53comments(0)| by ☆ミケミ☆

1月11日に石田先生の臨床病理学の勉強会に行ってきました。

こんにちは、院長の岡本です。

皆様により良い医療が提供できるよう、休日や診療後に

なるべく多くの勉強会に出るよう心掛け日々精進しています。

 

年明け最初の勉強会は、渡辺動物病院にて

毎月1回行われている石田卓夫先生による臨床病理学です。

 

細胞の形態を診ることによって、

診断の道筋を立てていく細胞診の勉強と、診療や治療に苦慮する症例のデータをもとに

検討していく症例検討会を行っています。

 

細胞診とはしこり(腫瘤)に針を刺して細胞の形態を診る検査です。

それによって治療方針を決めていきます。

 

今回の細胞診はリンパ腫が特に多かったです。

一昔前は多中心型リンパ腫というものが8割といわれており、B細胞型といわれていました。

しかしながら、最近は典型例である多中心型はほとんど診ることもなくなり、

非典型的でかつ形態学にT細胞型が多いです。

 

少人数制の勉強会なので、普段聞きにくい質問も

石田先生が丁寧に親切に教えてくださるので非常に勉強になりました。

 

細胞診の様子。

顕微鏡の映像をモニターに映しています。

 

細胞の形態を診ることによって診断を予想し、治療方針のアドバイスを頂きます。

写真は悪性中皮腫のもので、強い悪性所見が得られています。

2020.01.14 Tuesday| 12:28comments(0)| by ☆ミケミ☆

12月7日に石田先生の臨床病理学の勉強会に行ってきました。

こんにちは、院長の岡本です。

皆様により良い医療が提供できるよう

休日や診療後になるべく多くの勉強会に出るよう心掛け日々精進しています。

私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。

 

今回は、渡辺動物病院にて毎月1回行われている石田卓夫先生の勉強会に行ってきました。

島田の渡辺動物病院の院長先生の御厚意による勉強会です。

毎度紹介していますが、石田先生はとても高名な先生です。

 

細胞の形態を診ることによって診断の道筋を立てていく細胞診の勉強と

診療や治療に苦慮する症例のデータをもとに検討していく症例検討会を行っています。

 

細胞診とはしこり(腫瘤)に針を刺して細胞の形態を診る検査です。

それによって治療方針を決めていきます。

 

今回、症例検討会では当院の急性転化した皮膚型リンパ腫の症例と、

高分化型リンパ腫(TZリンパ腫)の症例を検討していただきました。

 

今後の治療方針に役に立つ情報や

たくさんの経験から得られるコツなどを教えていただき有意義な勉強会でした。

細胞診の様子

 

顕微鏡の映像をモニターに映しています。

細胞の形態を診ることによって診断を予想し、治療方針のアドバイスを頂きます。

写真からリンパ腫の所見が得られています。

2019.12.10 Tuesday| 19:53comments(0)| by ☆ミケミ☆

11月9日に石田先生の臨床病理学の勉強会に行ってきました。

こんにちは、院長の岡本です。

皆様により良い医療が提供できるよう、休日や診療後になるべく多くの勉強会に出るよう心掛け日々精進しています。

私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。

 

 

今回は、渡辺動物病院にて毎月1回行われている石田卓夫先生の勉強会に行ってきました。

島田の渡辺動物病院の院長先生の御厚意による勉強会です。

毎度紹介していますが、石田先生はとても高名な先生です。

 

細胞の形態を診ることによって診断の道筋を立てていく

細胞診の勉強と、診療や治療に苦慮する症例のデータをもとに検討していく症例検討会を行っています。

細胞診とは私がよく行う検査の1つであり、しこりに針を刺して細胞の形態を診る検査です。

 

それによって治療方針を決めていきます。

典型的な形態の異常であれば私にもわかりますが、細胞の形態で診断する細胞診は

非常に専門性が高い分野です。

 

一般的には外注検査で専門医に診てもらうことになります。

ですから、病院内の検査では判断に迷うことも少なくありません。

今回の勉強会は、判断に迷う症例の細胞をモニターに映し

細胞の読み方のポイントや治療方針のアドバイスを頂きます。

 

また、症例検討会では日頃診断や治療に苦慮している症例の経過などを発表し、

今後の治療につなげていくことを討論します。

診断と治療には論理的思考が求められるのでこういった勉強会は我々獣医師には必須です。

細胞診の様子。

顕微鏡の映像をモニターに映しています。

 

細胞の形態を診ることによって診断を予想し、治療方針のアドバイスを頂きます。

写真は肛門周囲腺癌を疑う所見が得られています。

2019.11.22 Friday| 17:13comments(0)| by ☆ミケミ☆

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