8月15日、皮膚病(ASC)の勉強会に行ってきました。
こんにちは、院長の岡本です。
皆様により良い医療が提供できるよう、休日や診療後になるべく多くの勉強会に出るよう心掛け日々精進しています。私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。
台風とお盆の最中にもかかわらず、皮膚病の勉強会に行ってきました。
お盆で、しかも台風の中、いつもは埋まっている会場も今回は私たちだけしかいませんでした。
獣医さんはお盆中もゴールデンウィークも休みを取っていない方が多いのが実情ですね。
さて、今回はいつものごとく皮膚科シリーズ、皮膚病に精神が関与することを学んできました。
「心身」という言葉があるように心と身体は表裏一体です。私たち医療従事者は身体と心を分けて考えてしまいがちです。なぜなら、心は目に見えないもので分からないことが多いからです。特に動物は話すことができないのでなおさらでしょう。言語でコミュニケーションをとる人間と、非言語である動物が同じ環境で過ごした時に、動物に迷いや葛藤が生じることがあるかもしれません。それが皮膚病を悪化させたり、かゆみ行動を引き起こしたりすることがあります。この分野は非常に難しく、今まで獣医学が避けてきた分野でもあります。ここに、科学的な根拠を持って診断基準を作り対応している永田先生は本当に素晴らしいと感じます。事実、当院でも精神的なアプローチによって皮膚病が良くなった症例は少なくありません。
いつもはセミナー会場が埋まっています。ゴールデンウィーク中でさえ数社はセミナーが入っているのに単独使用は初めてです。