10月24日に経営学セミナーに行ってきました
こんにちは、院長の岡本です。
皆様により良い医療が提供できるよう、休日や診療後になるべく多くの勉強会に出るよう心掛け日々精進しています。
私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。
今回は普段と違い、経営学セミナーに参加してきました。
7時間の長丁場のセミナーでしたが得られることが多く、少しでも患者様に居心地のいい病院にしていけるような取り組みをしていくことが肝心だと感じました。獣医師は、獣医療のみならず、経営者としても求められているので2足の草鞋を履かなければならないのでこれもまた大変です。そんな中で今回のセミナーで感銘を受けたことがあるので、1つだけ紹介します。
それは、今いるスタッフに“病院のあり方”を伝えているかということです。
“病院のあり方”とは私の思いであり、病院の方向性であり、普遍的なものであるということです。これがないとスタッフの目標も定まらないということでした。スタッフも最初の頃と変わってしまい、考えてみると全く伝えていなかったと反省しました。 “病院のあり方”はすこやか動物病院の設立時の思いであり、これは自分の中で今もブレていません。
皆様もご存じのように当院はガラス張りで待合室からすべてが見えてしまう環境です。単にお金がなかったから、とういう訳ではありません。私は医療に透明性を持たせたかったからです。医療にしても獣医療にしても閉ざされた空間で行われており、ブラックボックス的なことが起こりえます。ましては、ものが言えない動物です。何が行われたのか伝えることができません。事実、ずっと(間違った)治療をしていたのに治らなかったとか、治療は毎回していたけど奥に連れて行かれて何をしていたかわかっていない、といった症例を目にすることが多々ありました。ですから私は医療に正直であること、それが適正に行われていることを可視化するために当院をガラス張りに作りました。
もちろん、正しい医療が行われるためには、正しい知識と技術が必要不可欠です。ですから、私は勉強会に参加します。初めて来院された方は当院の作りに疑問を感じた方もおられると思いますが、そういった理由です。可視化したために、早く診察室に入りたがるわんちゃんが多いことは当初の想定外の出来事でしたが…。今後も頑張っていきます。