11月5日に皮膚病の勉強会に行ってきました。

こんにちは、院長の岡本です。

皆様により良い医療が提供できるよう、休日や診療後になるべく多くの勉強会に出るよう心掛け日々精進しています。

私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。

 

今回は皮膚科診療分野の先駆けで、

アジア獣医皮膚科専門医である村山先生による皮膚科、特にマラセチアの講義を受けてきました。

マラセチアはカビ(酵母様真菌)で常在菌です。わんちゃんも人もみんなが持っているカビです。

 

健常である皮膚であるならば通常はマラセチアの繁殖を許さず顕微鏡で見ても発見できません。

ところが、皮膚が脂っぽい体質(脂漏症)を持っているとマラセチアは繁殖しやすく大量に発生し、

かゆみやふけをもたらします。

 

脂っぽい体質は、乾燥した地域では皮膚に有利に働きます。

残念ながら日本のような高温多湿の地域では不利に働き、悪化します。

そのワンちゃんの起源が乾燥した地域であれば体質の関与が考えられます。

 

シーズー、ダックス、ブルドッグ、プードル、ビーグル、ゴールデン・レトリバー、

ラブラドール・レトリバー、パグ、キャバリア、A・コッカースパニエルなどの犬種で

よく発症するため、飼主様はご注意下さい。

 

また、若い頃からマラセチアが関与する皮膚病を起こすのは体質が考えられ、

年を取ってから起こすときは内分泌異常や身体異常が原因で起こることもあります。

 

厄介なことにマラセチアは常在菌なので、治療してよくなっても体から完全になくなることはありません。

体質の関与が大きい疾患なので基本は治りません。いかに上手く管理していくかが治療のカギとなります。

 

大切なのはシャンプーの種類と洗い方(いかに油を取るか)と適切な薬剤(経口薬や外用薬)の使用です。

これが十人十色ですので、個々に合わせた対応が必要になります。もちろん季節によって対応も変わります。

 

今回の講義では紹介されていませんでしたが、脂漏症の体質改善として他の方法もあるのですが、

まだ研究段階ですので治験が出れば今後紹介したいと思います。

 

2019.11.08 Friday| 20:19comments(0)| by ☆ミケミ☆
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