12月18日にレクチャーシリーズ(慢性腸症)の勉強会に行ってきました。

こんにちは、院長の岡本です。

皆様により良い医療が提供できるよう、休日や診療後になるべく多くの勉強会に

出るよう心掛け日々精進しています。

私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。

 

月に1回、静岡県島田市の渡辺動物病院で行われている

レクチャーシリーズに参加してきました。

 

今回は治らない慢性腸症というテーマでの講習会でした。

特に私たち獣医師が診断や治療に苦労する疾患の1つに蛋白漏出性腸症があります。

蛋白漏出性腸症の原因もいろいろあるのですが、その中の1つに炎症性腸疾患(IBD)があります。

 

このIBDがかなり厄介で、死亡するケースもあります。

IBDの原因ははっきりとしていないのですが、免疫抑制剤が有効なことから

免疫疾患と考えられています。

 

要するに自分の免疫が腸に攻撃を加えることで、炎症が起き、体に必要であるタンパクが

腸に漏れ出てしまい下痢を起こし体の機能が失われてしまう病気です。

 

一般的な治療として、食事療法、ステロイド投与、免疫療法などが組み合わされて行われます。

特に柴犬は、IBDが難治性であることが知られているので注意が必要です。

 

慢性腸症の定義は3週間以上続く下痢ですが、この中には恐ろしい病気であるIBDも含まれているので

たかが下痢と油断するのは禁物です。

 

また、3週間という期間は人の3カ月に相当する期間ですので、早めの受診をお勧めします。

 

今回は新しい治療法の紹介等はありませんでしたが、

現在色々な薬が販売している中で、薬の治療効果が一番高いのはどの薬であるかという

話が一番参考になりました。

 

私たち獣医師は治らない病気に対して、どの薬を使おうか判断に迷うことがあります。

また、治療法がたくさんある病気の方が治りは悪い(治りが良い病気ほど治療法の選択肢は少ない)ので

迷わず判断する材料が増えることは、私たちにとっても患者様に対しても、とても良い事です。

2019.12.24 Tuesday| 11:51comments(0)| by ☆ミケミ☆
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