2月27日に会陰ヘルニアの勉強会に行ってきました。

こんにちは、院長の岡本です。
皆様により良い医療が提供できるよう、休日や診療後になるべく多くの

勉強会に出るよう心掛け日々精進しています。

私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。

 

2月27日にHJS主催の会陰ヘルニアの勉強会に行ってきました。

 

会陰ヘルニアは、肛門周囲の筋肉群が脆弱あるいは縮小・消失し、

排便困難を主張とした疾患ととらえられています。

 

古くからある病気にもかかわらず、未だに病因と病態が明らかにされてない病気の1つです。

 

そのため、治療、手術法がいくつか存在し、なかなか症状が改善に至らなかったり、

再手術が必要なことが多かったりする病気の1つでもあり、

獣医師が最も苦慮する病気の1つでもあります。

 

もちろん、治る病気なら基本となる手術方法は1つしか存在しません。

なかなか治らないので会陰ヘルニアは手術方法が多々存在するのです。

 

そのような中で今回は、「令和の会陰ヘルニア」と題した講義で、

最新の話と先生の経験からのトピックスを教えていただきました。

 

会陰ヘルニアは、骨盤隔膜(お腹の臓器がお尻の方に落ちないように支えている膜)の

脆弱化が問題であること、要因は多因子であり様々な併発疾患を含んだ病気の総称であるということでした。

 

すなわち、会陰ヘルニアと呼ばれている病気ですが、

病名が病態を表していないので勘違いされて理解されているということになります。

(ヘルニアだけ治せば治るのか?というと、実はそんなことはないということ

=ヘルニアだけ治しても手術が失敗する可能性があるということを意味しています)

 

現段階でわかっていることは、手術は1回で済ませるより2段階あるいは3段階に分けて

行う方が手術成績は良くなるのでこれからは必要になるとのことです。

 

皆様に分かっていただきたいことは、この病気は進行性のもので進行すれば

手術手技も難しくなり、場合により3段階手術が必要なこともまれではないこと。

したがって早期に手術すべき疾患であり、様子を見たり

内科的に処置したりしても良くならないということです。

 

また、未去勢のオス犬に圧倒的に多く、性ホルモンの関与がわかっています。

会陰ヘルニアの予防として早期の去勢手術は有効です。

 

去勢がかわいそうとおっしゃる患者様が時々見受けられますが、

この病気になった時の方がはるかに苦痛を伴いますので

子供を残す予定がないなら予防として去勢した方が良いでしょう。

2020.03.08 Sunday| 15:21comments(0)| by ☆ミケミ☆
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