健康診断のおすすめ

今回は、健康診断についてです。
われわれ人間の寿命より短いわんちゃん猫ちゃんは、3カ月で人の1年に相当します。

 

春になり、狂犬病やフィラリア予防に来院する機会が多くなります。

 

これを機会に、健康診断をするのも良いと思われます。

検診は、身体検査(視診、聴診、触診)、血液検査、レントゲン検査、

心電図検査、尿検査、眼科検査、超音波検査などがあり、希望により組み合わせて行います。

病気がなければ安心ですね。

 

また、日頃から検診をしておくとその子の正常値の傾向がわかります。

この傾向を知っておくことは実は重要で、病気の早期発見に役に立ちます。

 

ヒトの平熱もみんな違うように、血液のデータもみんな違います。

特にワンちゃんは、2坩焚爾猟蕎型犬から、80圓鯆兇┐訛膩晋い發い泙垢掘

足が短い子や胸が細長く扁平な子がいます。

同様に毛色も違えば長さも違いまし、当然血液の性状も違います。

 

ちなみに、私たちが利用しているわんちゃんの正常値はビーグルのものです。
私個人の意見として、最低限、犬種あるいは猫種別の正常値があるといいと感じています。

 

今回は健康診断を行い、早期の肺腫瘍を見つけて

治療したわんちゃんがいたので紹介します。

胸部レントゲン写真

右肺の後葉という部位に円形の腫瘍があります。


肺腫瘍の症状は咳、体重減少、元気消失などがあげられますが、

このような症状は相当時間が経たないと(進行しないと)現れません。

また、進行しても4人に1人は症状を出しませんし、

犬の肺腫瘍の90%以上は悪性ですので早期診断と治療がカギになります。

 

今回は無症状でしたが検診で早期に見つかり、手術することができました。

 

また、ヘモロックを使うことで手術時間が劇的に短くなりました。

ヘモロックによる手術時間の短縮と術前からの痛みの管理によって

患者のわんちゃんは手術当日から食事をとることができました。

翌日には散歩も軽快にでき早期の退院となりました。
このほかにも健診で脾臓や腎臓の腫瘍が見つかり長生きしている子がありますので、

特に高齢の子は健診を受けるといいと思います。

今回使用したヘモロック。狭い部位での血管を確実に結紮してくれるものです。
肺の基部は太い血管があり術野も狭いのでとても便利な器具です。

2020.04.23 Thursday| 11:35comments(0)| by ☆ミケミ☆
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