5月19日に日本臨床獣医学フォーラム主催の腫瘍学エマージェンシーのWEBセミナーを聴講しました。

こんにちは、院長の岡本です。

皆様により良い医療が提供できるよう、休日や診療後になるべく多くの勉強会に出るよう

心掛け日々精進しています。

私が参加した勉強会の一部を皆様に紹介します。

 

今回は腫瘍学のエキスパートである林宝先生の

「オンコロジックエマージェンシー 〜いざという時に慌てないためのお話〜」

という題目でweb講義を受けました。

腫瘍が原因で腫瘍の呼吸がうまくできない、おしっこが出ない、あるいは心臓が圧迫されて

循環不全に陥っている場合に命に直結するので救急対応が必要になることがあります。

その時に必要な処置(主に外科対応)について学びました。

 

手術そのもので病気が完治できるものではないのですが、現状の苦しみを

緩和したり、健康でいられる時間を長くしてあげたりすることが目的になります。

 

ほとんどの症例は腫瘍でなくなってしまうのですが、

オーナーに選択肢を提示してあげることと、手技による合併症や余命を説明して

あげられることができるので講義を聴くことは重要だと感じました。

 

今回の講義で特に参考になったのは胸部外科におけるRib pivot法です。

Rib pivot法は術野を大きくとることができるのが特徴で、

胸腔内の大きな腫瘍や、癒着の多い肺腫瘤などには大変便利な手技だと思いました。

すぐに実践できる手技なので当院でも活用できます。

 

また、心臓に腫瘍ができると、心臓を包んでいる膜に水がたまり心臓を圧迫し

循環不全を起こす心タンポナーデが起こることがあります。

この心タンポナーデを起こす腫瘍には、主に血管肉腫と心基底部腫瘍があります。

この2つの腫瘍は鑑別が非常に重要でその後の処置や投薬(抗がん剤)が全く違うので要注意とのことでした。

 

 

 

2020.05.22 Friday| 14:02comments(0)| by ☆ミケミ☆
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