橈尺骨骨折(前肢の骨折)の治療なら当院にお任せください

こんにちは、院長の岡本です。

新型コロナウイルスのため、勉強会やセミナー等に出席できないため

日常の症例をご紹介いたします。

 

今回は先月手術した前足の骨折の2症例を紹介したいと思います。

2症例共に他院からの紹介です。

 

この骨折は、前足の橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)という骨が

2本同時に折れることから橈尺骨(とうしゃっこつ)骨折と呼ばれています。

小型犬で最も多い骨折の1つです。

 

2匹とも別々の病院からのご紹介ですが、紹介理由は骨折が遠位端、つまり端に起こっているからです。

 

骨の中央で折れる骨折(骨幹部骨折)の修復手技は

比較的容易ですが、骨の両端である関節に近くなるほど手術の難易度が高くなります。

 

通常、このような骨折にはプレートとスクリューを用いて手術します。

プレートとスクリューは様々ありますが、何でもいいわけではなく効果も一緒ではないので注意してください。

大きさ、素材、様式(ロッキングプレートがベスト)が重要で、治癒効果に顕著な差が出ます。

 

当院ではチタン製のロッキングプレートを推奨しており、1.2mm用、1.5mm用、1.7mm用は

国内製のTAITANを、2.0mm用、2.4mm用は海外製のPAX systemを使用しています。

 

わずか0.何mmかの違いですが、個体の大きさが少しでも違うと、

強度不足であったり、骨が癒合しなかったりという問題になるので、

10坩焚爾瞭以でもこれだけの種類を揃えないといけません。

 

当院で使用しているTAITANのプレートとスクリューのセット

 

今回は2人とも、とても小さな個体でしたので、手術にはコツといい機材が必要になります。

 

骨折の骨折片は1冂度ですので、ここに強度のある2本のスクリューを

打たなければなりません。

また、骨の厚みも3〜4伉度なので慎重に操作しないとなりません。

 

1症例目は1.7mmのプレートとスクリューを、

2症例目は1.5mmのプレートとスクリューを施しています。

太い橈骨を整復してあげれば細い尺骨は次第に形を修正しながら癒合していきますので、

多少ずれているように見えても大丈夫です。

2症例とも橈骨はずれもなく整復されているので、安心ですね。

      症例1:橈尺骨オペ前               症例1:橈尺骨オペ後

 

 

 

       症例1:橈尺骨オペ前               症例1:橈尺骨オペ後

 

 

 

     症例2:橈骨尺骨骨折オペ前            症例2:橈骨尺骨骨折オペ後

 

     症例2:橈骨尺骨骨折オペ前            症例2:橈骨尺骨骨折オペ後

 

また、ロッキングプレートの場合は術後ギブスを巻かないで済むことがほとんどですので、

管理しやすく患者本人も生活しやすいのが特徴です。

抜糸時には2人とも足をついて普通に歩いていました。

しかし、まだ骨は癒合していないので安静は守ってほしい所です。

 

2020.06.15 Monday| 16:24comments(0)| by ☆ミケミ☆
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